官能小説９

熟れた人妻
大手広告代理店の第二営業部の課長、秋本民男は、女子大生やＯＬたちの若い女性には目もくれず、ひたすら熟れた美しい人妻に狙いを絞って、女体ハンティングを続けていた。ある日、むかし家が隣同士だった人妻・松原由衣子と偶然に出会い、二人は情事を重ねる熱い仲になった。だが、由衣子は絶頂時を迎えると、『ああ、頭のなかがまっ白になるう』と、妻と同じ台詞を叫んだのだ。この言葉の陰に、秋元の気付かない秘密が潜んでいた。そして由衣子が恐ろしい告白をする…。魅惑的な肢体を持ち、欲望を持て余す人妻の本性を緻密に描く官能ロマン。

女体の刻印
露出系のコスプレで挑発するエッチな女子大生・奈美。結婚式式場の控え室で甘く身悶える新妻・早紀。クリニックの診察室で大胆に素肌をさらす女医・葉子。人妻でありながら、淫らに帯を解いていくアロマセラピスト・冴子。―お互いに踏み込まない、大人のお付き合いができる節度ある方を求めます―。突然携帯電話に送られてきた、ヌード画像付きの一通のメールが、何の取り柄もなかった平凡な男を淫欲の世界へ誘っていく…。

インモラル
こんなに赤裸々に綴ってしまった…。闘う女優がなんと官能小説に初挑戦！杉本彩、官能小説処女作品！　ロストバージン、結婚、セックスレス、そして離婚後の自由奔放なる性……。欲望と倫理、自由と束縛、快楽と嗜虐、それらの間で揺れ動くひとりの女優。彼女の放埓なる情欲は、果たして何処に行き着くのか？　女優・杉本彩が描き出した官能世界は、あまりにもリアルな禁断の極私的エロス。衝撃の告白小説、ここに完成！

甘い肌
“声にならない声が迸った。筋肉質の太腿から一変、臀部の豊満さは搗き立ての餅のように窪み、押し返してくる。ジョアンの息遣いが荒くなる”。フィリピン・クラブにタレントを斡旋する平野は、スペインの血が混じった彼女を初めて抱いた。その矢先、ダンサーのエリカが逃亡。暴力団の差し金か、それとも…。ジャパゆきフィリピーナの実態を描いた、初の官能小説。

白衣の堕天使
条南病院に勤務する香坂有希子は、上品な美貌と親しみやすい性格で、人気ナンバーワンの看護婦だった。彼女が青年外科医との婚約を公表したとき、多くの医師や患者が落胆したが、若い二人を祝福しない者はなかった。しかし、そんな有希子の幸福も長くは続かなかった。一人の入院患者が五年前の忌まわしい記憶を呼び覚ましたのだ。有希子は毎夜、男の命ずるままに白衣に隠されたセクシーな肢体をくねらせ、熱い情事に溺れた。男の要望は次第にエスカレートし、官能の虜と化した有希子だったが…。

女唇の彩り
ハンサムで女好きの大手化粧品会社の二代目社長・池内高志は、女流写真家の稲森美貴との逢瀬を楽しんでいた。影のスポンサーとしてなにかと面倒をみてくれる池内に、人妻・モデル・スタイリスト…、美貴は愛人志願の美女たちを次々と紹介していく。レズ・３Ｐ・アナルセックスなど、欲望に忠実な女たちの生態を、官能小説界の第一人者が赤裸々に描いた問題作。